『不成功の99パーセントは、言い訳ばかりをする習慣を持つ人から生まれてくる。(ジョージ・W・カーバー-アメリカの黒人農学者)』
8/23 昨日の夜遅くまでリールをオーバーホールし4つほど直した。
グリスたっぷり詰め込んでさびを真水で流して細かい部品がいっぱいで、かつ複雑に作られてあるので大変である。
今日はシングルのシーカヤック2艇で男二人旅。
男二人でガンガン漕いでもレースのようなグレーな雰囲気になるので釣りしながら、のんびり行こう。
今日もまた、すぐにヒット。
なかなかいい手ごたえ。ちゃー巻き。昨日グリスをいっぱい詰め込んだので滑らかに巻ける。
ただ、たまに巻いているのにリールが回転していないのが少し気になるが、、、30cmくらいのクチナジだ。
刺身好きの参加者小泉氏。即しめる。
なかなかいい調子だ。もっともっと釣りましょうと小泉氏。トローリングにも力が入る。
30分くらいたってまたヒット。今度はでかい。
深場でガンガン漕いでいるときにかかったので期待もでかい。
これはもしやカツオくんかタラちゃん?むむーマスオさんか!?
ギュルギュルとドラグからラインがでる。ふざけている場合ではない。このサイズは近所の人におすそ分け可能サイズだ。
下半身がカヤックと一体化してるんじゃーないかってほど気合が入る。
見守る小泉氏。
突然リールがカラカラ鳴り出す。巻いているのに巻かれていない。
リールの軸の歯車が完全にすべっている。むーこんなときに。
竿を胸に差し〔ライフジャケットと胸の間に〕手で巻く。
漁師の基本じゃー! 向こうもぐんぐん引っ張る。
きゅるきゅるー、、、手、手が痛い。
煙がでてるなじゃーないか?ってほんの少しラインを離した一瞬にバレタ!
小泉氏のきょとんとした顔。
ぐわー目の前で逃してしまった!恥ずかしい!!
いや、こんなときこそ言い訳すんな、言い訳すんな、と心に誓い無言のパドリング。
悔しさがこみ上げる。だんだん腹が立ってくる!逃した獲物はでかい。
「いやーこのリール昨日直したのに、すぐに壊れてしまって、、」
あー思わず愚痴ってしまった。
うんうんって聞いてくれる小泉氏。我慢できませんでした。
、、、、お父さん、お母さん、僕は弱い人間です。ほんの30分も誓いを守れませんでした。
1人で荒れた海をカヤックトレーニング中にウミガメがバシャーって現れただけでビクーって手が止まる人間です。もっともっと精進します、、、、
今日の釣果ナンチャラフエダイ1匹、逃した大物2匹、
小泉氏の大きな期待と失望、、、プライスレス。